甘いのと辛いのと

ジャニオタから2次元沼声優沼に転がり落ちた人

江口拓也はキャラソンの天才

江口拓也さん、33歳のお誕生日おめでとうございます!

ということで、お誕生日は過ぎてしまいましたが、私が二次元というか声優にハマるきっかけとなった江口さんのキャラソンの魅力を書いてていきたいと思います。江口さんのこと一番好きなのにちゃんと書くの初めてだったw

 

キャラソンとしてのバランス

キャラソンを構成する要素は個人的に3つあると思っています。

①キャラとして歌う

②感情をのせて歌う

③うまく歌う

この3つがバランスよく表現されているのが江口さんのキャラソンなんです!!!

江口さんのキャラソンは、まずこれ歌ってるの同一人物!?となるくらいバリエーションが豊か。もともと声の幅が広いと思うんだけれど、それが歌になっても同じところがすごい。そして、キャラになりきって感情を載せるのがうまい。特に切なく歌い上げる表現が最高。「天才」と言われるようなキャラの歌も多く歌っていますが、「天才」の名に恥じない歌声。完璧。

声優さんによっては、どのキャラでも歌うと同じように聞こえるなぁとか、のっぺりして聞こえるなぁとか、この声出すのきついんだろうなぁとか思ってしまうこともあるんですよね。江口さんにはまったくそれがない。

ここからはそんな江口さんの魅力あふれるキャラソンのおすすめを3曲紹介します。

 

夏のジレンマ/皇天馬

夏のジレンマ

夏のジレンマ

  • provided courtesy of iTunes

 

 A3!、皇天馬くんの曲です。こちらの曲はA3!というコンテンツを知る前に聴いたのですが、「このキャラ絶対好きになるな」と感じました。案の定、プレイしたらめちゃくちゃ好きでした。曲でそこまで伝えられるの、さすがだなと思います。

天馬はオレ様な天才役者。MANKAIカンパニーに入団することで、人との接し方を学んで成長していくんですが、この曲には天馬の「オレ様」感と、人間関係において不器用なところ、いつでも自信満々なわけではないことがとてもよく表現されています。歌詞としては恋の内容なわけですが、天馬の芝居に関する向き合い方も重なって聞こえます。 

おどろくとこ見たくて ふいに手を握った
想像より華奢な感触 ちょっとまいるなあ
用意してたいくつもの キミに贈る言葉
あれ、出てこない 静かに揺れる海を見てた

皇天馬(江口拓也) 夏のジレンマ 歌詞 - 歌ネット

 

ここだけで胸がぎゅーっとなりませんか!?

サビの最後に何度も出てくる「だってオレなんだ」というフレーズも、回を重ねるごとに迷いなく自信に満ち溢れて聞こえます。はぁ素晴らしい。

ちなみに江口さんはこの曲が好きで、普段は自分のキャラソンを聴き返すことはそんなにないけれど、例外でよく聴いているそう。名曲ですもんね。江口さんのキャラソンの中で2番目に好きです。

 

Venus/神崎透

youtu.be

 

ときめきレストラン☆☆☆、X.I.P.の神崎透くんのソロ曲。

1番好きな江口さんのキャラソンです。神崎透の歌声が好きすぎて江口さんに興味を持ってズブズブと沼に落ちていったので、原点でもあります。

透はいわゆるツンデレ、こちらも自称天才のオレ様です。江口さんの中では声は高くて細め、結構珍しいと思います。似てるのはダイナミックコードの玲音(KING)かな。それにしても、天馬も透もどちらも天才オレ様キャラなんですが、こんなにも違うのか!と驚きました。透はグループの中でも声が高いので印象的な高音メロディを任せられることが多いのですが、いつもバッチリハマっていて、場の空気を変える力を持っています。

この曲は神崎透の代名詞といっても過言ではありません。ステージ上で輝く俺、それを見てるお前。最初はヒロインのことをからかって楽しんでたけど、いつの間にか本気になっていた…そんなときレス本編での恋愛模様も彷彿とさせます。

この曲の魅力は落ちサビからの大サビ。

分からない 気がつけば 心がお前をずっと
探してる もしかして マジでVenus…?I don't know

 

You can't hide your love バカだな バレバレな仕草
そんなお前が少しだけ愛しくて
ちょっと心に火を付けてみたらどうなるのか
試してみたら めくるめく 恋が始まるかも

普段強気な透が弱気になる…かと思いきや、「I don't know」からの力強い大サビ!かっこいい!たまらん!!!!

さらにポイントなのが、大サビと最初のサビの歌詞は少しだけ違うんです。何が違うのかというと…

試してみたら めくるめく? 恋が始まるかもw

なんです、1番は。

「めくるめく?」ってなんだよ、「w」ってなんだよ馬鹿にしてるのか!?って感じなんですけど(笑)、明らか上から目線なんですよね。ところが最後の大サビで「?」と「w」がなくなる。透がヒロインに対して本気で向き合うようになったのが歌からもわかります。ニヤニヤしながら歌ってたのが、急に真剣な顔になっているはずです。作詞されている白井裕紀.さんも素晴らしいんですが、それを表現する江口さんの技量も素晴らしい!

 

Venus 神崎透(江口拓也) 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 

青春インターリュード/サンリオ男子


TVアニメ「サンリオ男子」OP・ED主題歌「青春インターリュード/Now on dream!」試聴

 

こちらはサンリオ男子のオープニングテーマ。江口さんは主人公の長谷川康太くん。5人で歌っているので前の2曲とは少し趣向が異なります。

初めてこの曲を聞いたとき、康太くんのソロ、どこ…?となりました。今聞けばわかるんですけど、主人公だしまずは歌い出しからだろうなと思っていたら、違う、あれ、いつでてくるの、「叶うはずさ」はわかるけど、それ以外は…???

アニメを見ていくと、康太くんは他の4人と比べて、いわゆる普通、どこにでもいる男の子。キラキラしている4人と違って、自分にはなにもないといったことで悩みます。だから歌でも目立たない。

もちろん、歌割りとか編集とかの要素も関わってるとは思いますが、神崎透の曲メインで聴いていた私は、グループで歌ってても目立つ歌声はどこに!?と戸惑いました。でもそれも江口さんの力量なんですよね。

他にも目立たないなって思うのはアイナナのナギです。彼、普段喋ってるときはうるさい感じ(笑)で耳に残るんですが、曲になるとそうでもないんです。ナギは美しい外見でパフォーマンスに華があるという描写はあるんですが、歌についてはとくに触れられていないので上手いという設定ではないんだと思います。全体を見て引き算できる、存在感を消すことができるのも江口さんのすごいところだなと思います。

 

江口さんのキャラソンは最高!

なんですとにかく!

ご本人は自分のことを天才だとは思わない、だからこそ天才の役を演じられるんじゃないかと言っていましたが、歌い分けを緻密に計算してやってたらそれはそれですごいし、やっぱり天才。もちろん表現の仕方とかは勉強して努力されてると思いますが。本人名義のTrignalでのソロ曲もまた違った魅力がありますし、江口さんは歌に愛されているのでしょう。これからも江口さんの歌聴けるのが楽しみです!